DARKER THAN BLACK―黒の契約者― 第４話

DARKER THAN BLACK―黒の契約者―　第４話「新星は東雲の空に煌く・・・後編」

舞のお話の完結編。
今回の結末は想像していたよりもマシとみるべきなのかどうなのか・・・。田原さんと舞との最期のやりとりは切なくて涙が・・・。
う～この作品はこれからもこういう鬱展開が続いていくのかな・・・だとしたらコードギアスとはまた別の意味で見るのが辛くなりそうです（汗）面白いので見ますけど！！

前回ついに能力者として目覚めてしまった舞。
ただ舞は他の契約者ともドールとも違う“モラトリアム”と呼ばれる存在のようです。
「奴らは契約者ともドールでもない、自覚もなくただ能力を垂れながす出来損ないの化け物だ」
他の能力者と決定的に違うところは、自身で力を制御できないこと。そして対価も猶予されている――そのかわり一定期間を経るとドールへと状態が移行していく。

この作品残酷な描写も容赦ないですね（汗）さすが深夜アニメというべきか。工事現場で亡くなった人とか警察官の人とか…見てて結構きついものがありました。

自分の意思とは関係なく暴走する能力に恐慌状態に陥る舞。周りが自分の意思と関係なく次々炎に包まれたりしたら当然ですよ！
モラトリアムの能力を恐れ周囲にはガス管破断の名目で避難勧告が出されます。
その避難する人々の中に居たのは舞の友達。前回舞のことを夕食に誘ってくれた子ですね。避難する途中で路地に座り込む舞を見つけ一緒に逃げようとするも、舞は今の自分がどんなに危険か承知していますから拒絶します。
それでも無理やり連れて行こうとした友達とお父さんは舞の能力によって炎に包まれ…って嫌ぁぁぁー！（涙）いくらなんでもこれは…！これはあまりにも酷すぎる（汗）能力を制御出来ないんだということは良く分かりましたけど…それでも！！
泣き叫びながらその場から逃げ出す舞。
公園にいるところをルーコに見付かり捕らえられます。

育てていた花が枯れて愕然としている田原さんの元にはケネスから、舞を返して欲しければ田原さんの研究していた資料を持って来い！と脅迫まがいの電話がかかってきます。
そこにいつの間に現れたのかヘイの姿が！
「本当か？娘を実験台にしたというのは？娘に何をした？舞の手首に何を埋めた？」
ヘイが李の仮面を完全にはずして契約者としての顔と声で喋ってますね…。今回は１話通してずっとそんな感じです。
田原さんはヘイに自分の研究のこと舞のことを語ります。
田原さんがしていたのは契約者の能力の発動を抑えるための研究。ゲート内から持ち帰ったある物質（あの花の種ですね）を契約者の体内に埋め込むと能力を封じられる可能性があった。
時を同じくしてその頃娘の舞が契約者としての能力に目覚めつつあって――舞が契約者となってしまうことを止めるために田原さんは舞の手首に持ち帰った花の種を埋め込んだ。
それでもいつか種は朽ちてしまう…それを何とかしよう思い持ち帰っていたもう１粒の種から花を育てて種を増やそうとしていたんですね。
朽ちてしまってもまた新たな種を埋め込めば普通の人間として生きられると信じて…でも望み叶わず花は枯れてしまった。
研究によって分かったのは能力の完全な封印は不可能だということ、種を埋め込まれた母体はモラトリアムとなりその呪縛は何時解かれるとも分からない――娘のためにとしたことが、結果として舞を契約者にすらなりきれない化け物にしてしまったと悔やむ田原さん。
そして口走ってしまった言葉…
「こんなことなら契約者でいてくれた方がよっぽどましだった！」
契約者であるヘイはこれをどんな気持ちで聞いていたんでしょうかね…それが非常に気になります。出て行こうとしていたのに歩みを止めた横顔が印象的だったので。
「懺悔するなら相手が違う。あんたはいつまででもこの部屋に閉じこもっていればいい」
言い捨てて出て行くヘイ。

舞が能力の発動以後、幼児化してしまっているのは何ででしょうか？私には理由がよく分からないのですが（汗）
ヘイは舞が捕らわれている倉庫に侵入！契約者同士の闘い。前回は見れなかったヘイのワイヤーアクション！！やっぱりヘイのアクションシーンかっこ良いです！！ルーコの攻撃がヘイの仮面を割った時良くやった！とか思ってしまって…すみません。だってやっぱり顔見えた方が嬉しいんですよ！（笑）
舞を人質に取られて動けなくなってしまったヘイ。そこに田原さんの姿が！！パパー！
力を貸すことはしないが研究資料を持って来たと舞との交換を要求する田原さん。研究資料とは田原さんが育てていたが枯れてしまったあの花――
田原さんの元に帰ってきても舞は違う！舞のパパはもっとかっこ良いんだもん！と駄々をこね能力が発動してしまい辺りは炎に包まれます。
そんな舞を必死に抱きしめる田原さん。
「いや…お前の父親は酷い奴だ」
「酷くないもん！いっぱいいっぱいお話してくれるもん！舞のこと守ってくれるもん！舞はパパが大好きなんだもん！！」
「パパも大好きだよ。愛してる…舞」
嬉しそうな顔の舞を見てたら涙腺が…涙腺がヤバイ…（涙）
せめて自分の手で舞を…と思っていたらしい田原さんを攻撃するルーコ。さらには攻撃が田原さんの体を貫き…（泣）
「貴様らに笑みなど似合わない――」
満足そうに笑うルーコを背後からヘイの能力で襲う！！

「舞…舞、お仕事がね、ようやく終わったんだ…舞、ただいま――」
「おかえり…パパ――」
…（号泣）うわぁぁん！こんな展開辛すぎる！（涙）折角分かり合えたと思ったら…！！
立ち上がりケネスへと向かう舞。
「やめるんだ、舞」
「どうして？」
ヘイの制止も聞かずケネスを燃やしてしまい…。
スプリンクラーが作動し炎が消えた後には歌を歌う舞の姿が――
舞の対価は「歌を歌う」こと…モラトリアムだったはずの舞は契約者に変化。ケネスを燃やす時能力を使った舞の瞳は赤く光ってましたしね…。
マオの言葉から本来モラトリアムが契約者に変化する確率はゼロなようですね…でも変化したのはあの花の種の影響とかなのかな？今まで出てきた契約者達の中では舞の対価が一番良いなぁとか思ってました。
舞に対するホァンの態度が腹立たしいのですけど…！「契約者は人を殺してなんぼだからな」とか！！そーんなに契約者が嫌いなら何でその契約者と関わることしてるんだろう！？
契約者となった舞はホァンにどこかに連れて行かれるようですね…組織？
あの場に田原さん一人が残されていたのかと思うと…（涙）ううう舞は契約者になってしまったならもう感情もなくなってしまったのかな…？
色々救いがない展開で辛い…舞はこの先もう出てこないのかなぁ～出てきて欲しいですけど複雑です（汗）

今回「天文部」のことも少し詳しく出てきました。
あそこで星の動きを観測して契約者の動きを把握しているんですね～。
霊媒って呼ばれていたのがドールなんですよね。でもあれはちょっと…（汗）星見様もよく分からないし…まだまだ謎がいっぱいです。
そして初登場香那美さん！国立天文台で働いていて未咲さんの友達みたいですね。

☆次回予告　第五話「災厄の紅き夢は東欧に消えて…前編」
ああまた不吉そうな（汗）鬱展開は続くのかな…。
それにしてもこの作品サブタイトル長いです。